不育症 食後直ぐに眠く 眩暈、ふらつきの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
40歳 女性。
今まで4回も流産を繰り返しており、体質を変えて赤ちゃんを出産したいと来店されました。
妊娠はするが心拍を確認してしばらくすると流産されて辛い日々を過ごされておりました。
体が疲れやすく、すぐに眩暈、ふらつきが起きやすいようです。
食後直ぐに眠くなるそうです。
生理の色は黒い色で塊も多いようです。
検査を受けてみても特に原因がわからないといわれたそうです。
中国医学的に『気血両虚』、『腎虚血瘀』の状態と考えられます。
その為、体力や血液を補っていく漢方、下半身を強化していく漢方、血流を良くしていく漢方などをお渡ししました。
1ヶ月ほどして体の疲れがとれてきて、ふらつくことが減ってこられました。
2ヶ月ほどして眩暈も起こらなくなり、生理の色も赤い色になって塊もなくなってこられました。
半年、1年ほどして体はかなり元気になられておりましたが、まだ心配なので関係を持てない状態が続いておられました。
そのため、旦那様とお話をされてお互いがいい時期に関係が持てるといいですねと気長に漢方薬を飲んでいただいておりました。
そして、2年ほどして陽性反応が出ましたという報告を受けました。
引き続き体調管理を助けていく物をお渡ししました
つわりがかなり酷い状態の為、旦那様に薬を取りに来てもらって飲んでいただいておりました。
安定期までは漢方薬を飲んでいただきました。
先日無事に出産できて、元気な男の子が生まれましたと二人でお越しいただきました。
ここへ来ていなかったら、赤ちゃんは無理だったと思いますと言ってくださいました。
母子共に健康で元気にされておられるようです。
何度もつらい経験をされておられましたので、とても喜ばれております。
中国医学の考え方は不育症の場合、体力や血液が不足しすぎている傾向が大いに考えられます。
妊娠はするが妊娠の維持ができにくい場合は体力や血液をシッカリ補っていく物が必要です。
また、血流が悪いと胎盤の周りに血栓ができてしまうため、赤ちゃんに栄養が行きにくくなり、赤ちゃんが育たなくなるケースもあります。
出産後、流産後の3ヶ月から半年は無理をしないようにしましょう。
体の疲労がたまりすぎることで二人目不妊や更年期の原因になってきます。
産後、流産の後はまず、自分の体をゆっくり休めていく必要があります。
一人ひとり体質や自覚症状が違うため、必要となる漢方も違ってきます。
いろいろ試してうまくいかない方は是非、ご相談くださいね。
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